top of page
  • 執筆者の写真Hiroshi Kakutani

とうとう「内視鏡検査専門施設」が進行大腸がんを見逃したー綺麗なHPと口コミ高評価は危険という見本

スペシャリストの見分け方はこちら

下剤を飲まない大腸内視鏡検査の危険性についてはこちら

内視鏡検査専門施設の正体についてはこちら

内視鏡検査専門施設で実際に行われているのはこちら


さて前回は内視鏡検査専門施設から患者さんによる情報で

ここまで無茶苦茶なことをやっているのかを示して、皆様に

注意喚起を行いました。


今回は背筋も凍る彼らのレベルを目の当たりにしましたので

解説いたします。


1年前にHPが綺麗で口コミが高評価という理由で内視鏡検査専門施設を

受診。大腸内視鏡検査を受けたという方が当院に来られました。


本当はこの時点で選択ミスに気付いて欲しいですね。


そして、見逃しが怖いという理由で当院へ。

大腸内視鏡検査を行ったところ、なんと、上行結腸に進行大腸がん。

内視鏡が通過しないほどの癌ですから、全周性に癌が発育しています。

画像はこちら


この見逃しは大腸を全て観察できたと勘違いして全大腸の観察が

出来ていなかったのか、

或いは、見ていたのに気づかなかったのか、

どちらかです。

上行結腸は太く、余程大きくならない限り内視鏡が通過しないほどの

進行がんにはなりません。だから症状が出にくいんです。


見逃しは上行結腸に多いのです。理由は見ないからです。

上行結腸は太いのと遠いので見にくいのです。


どちらにしろ彼ら「内視鏡検査専門施設」のレベルは背筋も凍るレベル

というのが良くお分かりいただけると思います。


1年前にポリープ切除を行って、翌年もポリープが見つかったというのとは

訳が違います。そんなことは良くあることで他院で行われたことに対して

それは見逃しではないと説明しています。


しかし、上行結腸の進行がんとなると話は別です。

しかも、内視鏡が通過しない程の進行がんです。

書いたように上行結腸は太いので内視鏡が通過しないほどの癌になるには

かなりの時間がかかります。細くて見やすいS状結腸などとは訳が違います。

患者さんは生きるか死ぬかに直結します。


直ぐに大学を紹介。今後生死を賭けた戦いが続いていきます。


皆さんには綺麗なHPとグーグルの口コミ高評価の組み合わせが

危険なことを知ってください。死に直結します。

大体グーグルの口コミが4.5以上なんてクリニックでは有り得ないんです。

操作する以外に有り得ません。そんな操作をするクリニックに行きたいですか?


背筋も凍る彼らのレベル、本当にひどい話です。


内視鏡を金儲けの手段と考えています。

だから特定のコンサルト特定のHP制作会社で組んでやっているのです。


どうか経歴をチェックして下さい。

経歴は嘘をつきません。どこの病院に何年いたのか見れば全て分かります。

引き算すればいいだけです。


救急医やら外科医やら家庭医やら・・・

どうやって内視鏡の専門家になるのか教えて欲しいものです。


閲覧数:8,719回

最新記事

すべて表示

危険!警告!不正!下剤を飲まない大腸内視鏡検査 プロポフォール名人をブッ飛ばせ!

最近、下剤を飲まない大腸内視鏡検査を行っていると書いているところが有ります。 この方法、実は非常に危険なうえに医療行為としては不適切であり保険で行うことは出来ません。 詳しく解説いたします。 大腸内視鏡検査の時に内服する下剤があります。腸を綺麗にして精度の高い検査を行うために欠か

恐怖!警告!【自称】内視鏡検査専門施設の乱立 プロポフォール名人をブッ飛ばせ

プロポフォール名人をブッ飛ばそう! プロポフォールを使えば誰でも名人と誤解させることが出来ます。 しかし、この薬は麻酔科医などが専任で状態を監視しないと使えない薬です。 それだけ危険なのですが、どうして使うのか。 誰でも深鎮静がかかるので苦痛がなくなるからです。 しかし、内視鏡の専門家なら大病院以外では使いません、使えません。 理由は書いた通りです。 スペシャリストの探し方はこちら 下剤を飲まない

bottom of page