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ピロリ菌とお腹の病気について
ページ下部の「お腹の病気について」はクリニックブログに移動しました。
ピロリ菌とノーベル賞
ピロリ菌についてもう皆さんもご存知ですね。
ピロリ菌の発見者はオーストラリアの方ですが、ピロリ菌を除菌したら胃がんが減ることが分かってノーベル賞を受賞しました。
胃がんが減ることが明らかになった時、これでノーベル賞を受賞できると言ったとか。
胃がんが減ることを明らかにしたのは日本人医師でした。
私もよく知っている方です。
除菌の方針
ピロリ菌についてはもういろんなところに書かれていますので、詳細は書きませんが、当院の方針について説明いたします。
まず、ピロリ菌は発見したら除菌するのが原則です。
これはどこの医療機関でも同じです。
そして、概ね一年以内に内視鏡検査が行われていることが、保険適用での治療を受けられる条件になっているのも、どこでも同じです。
では、何歳まで除菌を行うのでしょうか。
これは医者によってバラバラです。
まず、75歳以下の方は原則除菌を勧めます。
ご本人の様子と、内服状況にも左右されますが基本は勧めます。
75歳以上の方に関しては、当院では薬の服用量と年齢によってよく話し合ったうえで方針を決めます。
70歳以上、75歳以上の方は一律除菌を勧めないという医師も居ますが当院での方針は上記のとおりです。
除菌成功率
最近のデータでは除菌成功率は85%程度と高率になっています。
以前は若い方の除菌率が相当低かったのですが、最近は薬剤が変わって以来成功率が上がりました。
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