​内視鏡の質とは

内視鏡検査の質は二つの客観的な指標で計ることが可能です。

技術力(腕)  診断能力(目) です

​技術力(腕)

技術力(腕)の指標は大腸内視鏡の挿入時間です。

これが短いほど技術力が優れているといえます。

当院では殆どの方に3分程度(1分~4分)で挿入することが可能です。

 

この時間を確認することで技術力が分かります。

また、当院では体位変換や腹部圧迫などは殆ど行いません。

ただ横になって頂ければ苦痛なく終わります。終わった後も検査ベッドで横になったまま移動して頂くので転倒などの危険性が全く有りません。

 

女性の方にも抵抗なく受けて頂くことが出来ると思います。

​診断能力(目)

次に診断能力(目)です

診断能力を計るには腫瘍発見率を見れば分かります

腫瘍発見率とは検査をしたうち、腫瘍を発見した率です。

 

10人検査して何人に腫瘍を発見できたかという数字です。

20%とは10人検査して2人に腫瘍を発見し、30%なら​10人検査して3人に腫瘍を発見するということです。

20%以下では腫瘍を見つける診断能力が劣っているとされ、大腸がんによる癌死を防げないとされています。

35%以上が望ましい数値として挙げられています。

 

腫瘍発見率が1%上がると、

患者さんの大腸癌死亡率が5%下がることが

世界の超一流雑誌で証明されました。

NEJM 2014; 370:1298-1306

当院の腫瘍発見率はこちらから

 

私の腫瘍発見率は60%です。

20%の医師と比較すればその差は明らかです。

これは望ましい発見率の倍近くの数値で、ほぼ限界と考えられています。

これを達成するには観察していない場所を減らすだけでは達成できません。

見えていても診断できない腫瘍を診断できる目(診断能力)が絶対に必要です。

 

右の写真にはすべて腫瘍が有ります。正解はこちら

​これらを見逃すのと発見して治療できるのでは大違いです。

全て開院以来2か月程度で発見した大腸Ⅱc、Ⅱb病変です。

殆どの内視鏡医が発見できないⅡcは勿論、さらに発見が困難とされる​Ⅱb病変も発見しています。

平坦型、陥凹型といった通常発見できない腫瘍を発見する診断能力が​欠かせないのです。

大腸の観察時間はおよそ7分~10分です。

観察時間は6分以上なければ十分な観察が出来ないとされています。

当院では挿入時間3分、観察時間7分~10分、計10分~13分の検査時間で

腫瘍発見率60%を達成しています。

​内視鏡機器

勿論最近の内視鏡機器の進歩も大きく影響しています。

当院では拡大機能、NBI機能、洗浄機能が付いた内視鏡を使います。

これによって腫瘍性病変なのか、非腫瘍性病変なのかの区別が明確に付きます。

胃内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡検査共にこの機能が付いた​内視鏡を用いて検査を行います。

切除を行う必要があるのに、小さいからという理由で切除しなかったり、

切除しなくてもいいのに、大きさだけから切除したりすることは有りません。

勿論、どんな機器を用いてもそれを使う医者の腕と目がなければ役に立ちません。

結局は診断能力がなければ何の意味もないのです。

​大腸がんでの死亡を防ぐためには

腫瘍発見率の高い医師を選んで頂けたらと思います。​