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危険!警告!内視鏡検査専門クリニックの乱立

最終更新: 1月15日

最近内視鏡検査専門クリニックが乱立しています。

どうしたんだという位増えています。

彼らは内視鏡を金儲けの手段としているとしか思えません。

そもそも内視鏡の専門家を見たことが有りません。


これから内視鏡を受ける、その医者が専門家かどうか簡単に

見分ける方法が有ります。


1. 消化器内科医、内視鏡医として経歴の大部分を大学病院や有名大病院に

  所属して内視鏡を行ってきたかどうか。

2. 医者の持つ数字、腫瘍発見率(50%以上)、大腸内視鏡成功率などを

  公開しているかどうか。

3. 鎮静剤にプロポフォールを使っていないか。


これらを見れば直ぐにその医者が専門家かどうか分かるのです。


1. 最近の内視鏡検査専門クリニックを見てみると、その経歴は外科医、救急医、

一般内科医、家庭医などというのまで有ります。

最近は専門が細分化されていますので彼らが内視鏡を専門的に行う機会は

殆どないのです。従って彼らは内視鏡を触ったことが有る程度のレベルということに

なります。

勿論大学病院や大病院にいる医者が全員上手い訳では有りません。

しかし、本当の専門家はやはりこういう病院で長く所属して研鑽しているのです。


一般病院で長く内視鏡をやっていると自己流になる上に誰からも指摘されなくなります。

一般病院は辞められると困りますからスタッフも医者の技術については批判しない。

これで一流になれという方が無理です。


2. 次に医者の数字です。腫瘍発見率が非常に重要ですがポリープ切除術でも分かります。

ポリープ切除数÷大腸内視鏡検査数で出せばすぐに出ます。

これが50%以下の医者の検査は受けるだけ無駄というだけでなく、それ以上に見逃しによる大腸がん死を防げないということになります。


最近の内視鏡検査専門クリニックで上記の条件を満たしているところを見たことが

有りません。彼らはホームページ上の専門家に過ぎません。


彼らのやり口は次の通りです。

HPを綺麗に作りこむ。

「内視鏡検査専門」か「トップレベル」かを選択。

最近では「癌研有明病院連携施設」などというものまで有ります。

これは癌研に紹介できるというだけでどこの施設でも可能です。

何の意味もありません。


これだけで何やら専門家がやってくれると勘違いしてくれますよね。

そして、自分で口コミを書いて評価を上げる。

普通口コミは1ヶ月に2個程度なのですが、新規に立ち上げて2か月程度で30個もの評価が

付いている。さらにHP上では内視鏡に関する一般的な情報を大量に書き込む。


これらを見れば一般の方が専門家と勘違いするのも無理は有りません。


料理店やホテルなど自分で評価を下せるところは人が評価します。

しかし、内視鏡は見逃されていても患者さんには分かりません。

だからこそ、このような行為を許すことが出来ないのです。


この様な行為は我々内視鏡を専門にやってきた人間に対する侮辱以外の

何物でもありません。


3. 更に彼らは鎮静剤にプロポフォールという薬剤を用います。

有名歌手や女子医大で死亡例が相次ぎご存じの方も多いでしょう。

これは麻酔科医なしで使うことが出来ない薬剤です。

大学病院や大病院で麻酔科医が使いながら内視鏡を行う時に使うものです。

クリニックレベルで使っていい薬剤では有りません。


プロポフォールの添付文書には

「本剤の使用に際しては,一般の全身麻酔剤と同様,麻酔開始より患者が完全に覚醒するまで,麻酔技術に熟練した医師が,専任で患者の全身状態を注意深く監視すること。」

と書かれています。

麻酔技術に熟練した医師が専任で監視すること、です。


この薬は内視鏡の開業医で使うことが出来ない薬なのです。

ことろが彼らは平気で使います。


この薬剤は深鎮静が効きやすいのです。だから死亡例が後を

絶たない。これで楽にできるから使ってしまえ。こんな危険なことが

許されるのでしょうか。


更に言えば、週刊誌に名医として掲載されたと記事を張り付けているところも

有ります。これらは金さえ払えばだれでも名医として取り上げてくれるというものです。

僕の所にも週刊文春からテレビ局まで5万から200万までいろんな申し込みが有りますが、

全てお断りしています。

お金を払っただけで名医に成れてしまい、それを宣伝するのが彼らの

現実なのです。


僕が出来ることは真実を伝えることで皆さんに注意をして頂く事です。

どうかHPが綺麗だから、専門と書いているから、トップレベルと書いているからと

惑わされないでください。


ちゃんと見れば真実が必ず見えてきます。

被害にあわないために少し見れば分かりますのでチェックしてみてくださいね。



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