​胃内視鏡検査(胃カメラ)

点滴をしながら麻酔を使って検査を行います。

各種モニターで麻酔の効果を確認しながら安全に行います。

苦痛のない内視鏡検査です。(麻酔なしをご希望の方も勿論対応可能です)

 

慈恵医大内視鏡科は意識下鎮静法(苦しくない内視鏡、苦しくない胃カメラ)の

全国普及に力を注いでまいりました。

適切な量で麻酔を行うことで苦痛を感じることはありません。

勿論内視鏡技術が重要であることは当然です。

麻酔を使った内視鏡は経鼻内視鏡より遥かに苦痛なく受けることが出来ます。

経鼻内視鏡の苦痛が3とすれば麻酔の内視鏡は0です。

(また、以前慈恵医大内視鏡科で行った臨床研究では経鼻内視鏡には見逃しが

多いという結果でした。)

胃内視鏡(胃カメラ)当日検査について

当院では胃内視鏡(胃カメラ)の当日検査を行っています。

電話、メール、ホームページなどから予約をして頂き、当日食事なしで来院してください。

朝の薬は内服しないでください。   

検査後に内服していただきます。

前日の夕食は21時位までには済ませてください。

あまり大量に食べないようにしてください。

抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用していても、精密検査のために

生検(組織を採取する)することは可能です。

しかし、服用内容と病変によっては生検できないことが有りますので

ご承知ください。

​検査結果の説明について

鎮静剤を用いますので、当日説明をしても忘れてしまいます(健忘)。

基本的には後日日を改めて結果を聞きに来ていただきます。

遠隔診療は保険が認められなくなったため、内視鏡の結果説明には

使うことが出来ません。

​後日ご来院いただく必要がございます。

​なお、組織検査などを行った場合は2週間後の説明になります。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の​見逃しとは

質の高い内視鏡検査とはどういうものでしょうか。

それは見逃しがないということです。

食道がんの場合、拡大機能付き、NBI機能があればかなりの確率で内視鏡治療

可能な段階で発見できます。そして、内視鏡治療可能かどうかの判断も

拡大機能を用いて​診断できます。

胃内視鏡(胃カメラ)の場合も拡大NBIが有れば癌かどうかの判断が確実に

できます。

ただ、胃の場合は慢性胃炎を背景とした胃癌が圧倒的に多いので、まず胃癌を

疑う目(診断能力)がなければ微小癌のようなものを発見することは出来ません。

その上で拡大NBIを用いて観察すると癌かどうか、正確に診断するにはどこから

生検をすればいいのか判断できます。

そうすることで初めて正確な診断が出来るのです。

上の写真をご覧ください。

いずれも胃の中の写真です。

どこかに早期胃がんがあります。

胃の中も、大腸の中も、そうそう簡単に分かる癌ばかりが有る訳ではありません。

小さな病変を見つけて、拡大NBIでさらに正確な診断をする。

そうして初めて微小な癌を見つけることが出来ます。

それが診断能力というものです。

​上の写真、真ん中に癌が有ります。

矢印の先、僅かに陥凹している病変。

ここに2mmの癌が有ります。

 

​内視鏡治療で切除しました。

この方がこの癌が原因でなくなる可能性は殆どないでしょう。

                        

早期発見の大切さは述べるまでもありませんね。

それは最新の内視鏡と確かな診断能力(目)があって初めて

出来ることなのです。

​得意とする疾患

  • 咽頭異常症(のどの違和感)

  • 逆流性食道炎(胸やけがする、食べ物がつまるなど)

  • NERD(内視鏡所見がないが逆流症状がある)

  • 早期食道がん(拡大NBIで内視鏡治療が可能な早期がんを見逃しません)

  • 慢性胃炎

  • ヘリコバクターピロリ菌感染に対する除菌療法(除菌失敗した後の再除菌、ペニシリンアレルギーなども)

  • A型胃炎(現在内視鏡学会で症例収集中、経験がないと診断できません)

  • 胃潰瘍

  • 胃がん(内視鏡治療が可能な早期がん発見が重要です)

  • 機能性胃腸症(ディスペプシア。ピロリ菌陰性で胃もたれ、腹痛などの症状がとれないなど)

  • カルチノイド(癌として扱う腫瘍)

  • 十二指腸潰瘍

  • 十二指腸乳頭部腫瘍(見慣れていないと見逃がしやすい)

​  などです

使用内視鏡

当院の胃内視鏡(胃カメラ)はオリンパス社製拡大機能付きNBI機能付きです。

内視鏡を先進的に取り組んでいる大学、癌センター癌研などで使われているものと

​同じものです。

NBI拡大機能は見つけた病変に対して行います。

これによって腫瘍性の病変なのか、非腫瘍性の病変なのかはっきりと区別する

ことが可能です。

切除しなければならない腫瘍と切除する必要のない腫瘍をはっきりと区別する

ことが出来ます。

胃がんの場合腫瘍の範囲を確定したり、深達度を診断するために拡大NBI機能が

使われます。

また、フットスイッチで水を内視鏡から出して洗浄することが出来る最新の

内視鏡です。これは慢性胃炎など粘液がついている場合に非常に大きな力になります。これが有るために洗浄に時間を取られることなく観察に十分な時間をかけられます。

それが早期がんの発見に繋がるのです。

全ては正しい診断のために、それが胃がん死を防ぐことに繋がります。

拡大機能、NBI機能付き内視鏡です

自動洗浄装置です

最新の内視鏡システムです