​大腸内視鏡検査

当院の大腸内視鏡は挿入時間3分程度で挿入することが殆どの方で可能です。

挿入時間は内視鏡技術の目安です。即ち医者の「腕」を表しています。

腫瘍発見率は60%で、限界とされている領域です。

望ましいとされる35%の倍近い数値です。

腫瘍発見率は大腸内視鏡検査の「診断能」を表しており、質を表す指標です。

即ち医者の「目」を表しています。

腫瘍発見率が20%の医師の3倍、30%の医師の倍、40%の医師の1.5倍発見できることになります。

見逃しなく腫瘍を切除することで大腸癌死を減らせることが分かっています。

       

この数字は高ければ高いほど患者さんにメリットが有ります。

腫瘍発見率が1%上がると、

患者さんの大腸癌死亡率が5%下がることが

世界の超一流雑誌で証明されました。(NEJM 2014; 370:1298-1306

​当院の腫瘍発見率はこちらから

 

 

​20%の医師と比較すればその差は歴然としています。

60%を達成するためには平坦型、陥凹型といった発見しにくい腫瘍を発見することが絶対条件です。

 

大腸平坦型病変(下写真参照)は大部分の医師が見つけることすら出来ません。

発見困難とされるⅡc病変は勿論、更に発見が難しいⅡb病変も9月の開業以来相当数発見切除しています。

(詳細は診療実績・見逃し例に示しています。)​

この病変を動いている大腸の中で、実際の大腸検査で発見するのは通常困難です。

発見困難です

発見困難です

発見困難です

​大腸Ⅱb病変です

大腸Ⅱb病変です

大腸表在型病変です

これが隠れています

うっすらと赤く変化しています

同じ病変の色素内視鏡です

そして、それらの腫瘍こそ小さくても癌になる性質の悪い腫瘍です。

従ってこれらの腫瘍を早期発見することが大腸がんで死なないためには絶対に必要です。

内視鏡を抜去するときに大腸を観察していきます。

当院の抜去時間は7分程度です(6分以上かけなければ質が下がることが証明されています)。

検査時間は挿入3分、観察7分の約10分で腫瘍発見率60%を達成しています。        

これが当院の大腸内視鏡の質です。

発見次第切除します。

ポリープ切除といいますが、実際は腫瘍切除です。

多くがポリープ状に隆起しているわけではなく、平坦な、あるいは陥凹した病変を​発見できるからです。

この技術に麻酔を使いますので殆ど全員の方が検査をしたことすら分からずに終了します。

麻酔は点滴をしながら行います。

苦痛のない大腸内視鏡検査、苦しくない大腸内視鏡検査とは高い技術、高い診断能力の上に成り立つものなのです。

もう終わったんですか、本当は検査をしていないのでしょう、と言われることは

一般的な日常会話です。

大腸内視鏡検査に関して

当院では大腸内視鏡の当日検査も行っています。

電話、メール、ホームページなどで予約を取って頂き、当日来院後に診察を行います。朝、9時過ぎにお越しください。

当日検査を受けていただくには

  1. 70歳以下

  2. 内服は2種類以下(抗血栓薬はガイドラインに準拠)

  3. 普段便秘がないこと

上記が当てはまる方には当日検査を受けていただくことができます。

検査当日は食事抜きでご来院ください。

また、当日検査の方は3日前から消化の良いものを食べるようにして下さい。

食事制限は非常に重要ですので必ずお守りください。

​当日下剤の内服もずいぶん楽になります。(タオル、替え下着をお持ちください)

また、ポリープを切除する場合は抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)の中止が必要です(内視鏡学会ガイドライン)。

抗血栓薬を服用している場合は、主治医(処方医)による中止が​必要です。

詳しくは電話またはメールでお問い合わせください。

当日検査は時間がなくて困っている方のために行いますが、基本的にはご自宅でリラックスして飲んで頂ければと思っています。

また、前日も下剤を飲んで頂けるので大腸が奇麗になり易いのです。

前もってご来院いただける場合は検査3日以上前に一度ご来院いただき、検査説明ののち下剤をお持ち帰り​頂きます。

下剤を入れる袋、バッグをお持ちください。

​大きさはA4の紙が入るくらいの大きさです。

​広々とした内視鏡検査室です。

下剤を服用される方

2リットルの腸管洗浄液を服用しても奇麗にならなかった場合や飲みきれなかった場合は追加で内服を行うことがあります。

さらに、稀ではありますが追加で内服していただいても奇麗にならなかった場合は翌日検査、後日検査になることがあります。

事前の食事制限が非常に重要です。

当日検査の場合や、普段便秘の方は翌日検査の可能性が高まりますので​、事前の食事制限をしっかりやって頂くことをお願いいたします。

下剤を入れる袋、バッグをお持ち下さい。

​大きさはA4の紙が入るくらいの大きさです。

検査結果の説明について

鎮静剤を用いますので、当日説明をしても忘れてしまいます(健忘)。

基本的には後日日を改めて結果を聞きに来ていただきます。

遠隔診療は保険が認められなくなったため、内視鏡の結果説明には使うことが出来ません。

​後日ご来院いただく必要がございます。

​なお、腫瘍切除などを行った場合は2週間後の説明となりますので、お願いいたします。

​得意とする疾患

  • 早期大腸がん(腫瘍発見率により大きな差があります。低い発見率では​​大腸がん死を防げません)

  • 潰瘍性大腸炎(激増しています。治療経験が豊富です。)

  • 過敏性腸炎(下痢型、便秘型、混合型)

  • 感染性腸炎

  • ​便秘(便通異常、苦しんでいる方が多くなっています)

  • クローン病(増加しています。)

  • 虚血性腸炎(腹痛、下血します)

  • 大腸憩室炎(虫垂炎と間違います)

  • 急性胃腸炎

  • 大腸憩室出血(下血します)

  • ​大腸カルチノイド

​などです

大腸ポリープ(腫瘍)切除について

大腸ポリープは検査当日に切除することが可能です。

平坦型、陥凹型が数多く見つかります。

ポリープ切除ではなく腫瘍切除です。

当院の腫瘍切除は通電しません。

通電した場合は潰瘍を形成します。

その途中に血管があると出血します。

どこに血管があるのか予測するのは不可能です。

従ってどれほど慎重に通電してもある一定の出血は避けられません。

また、同じ理由から潰瘍が深くなった場合は腸に穴が開きます。

これもある一定の頻度で起きます。

(勿論これにも技術の差が大きいのは言うまでもありません)

一方、通電しない場合には、その場での出血はあっても、その後の潰瘍形成に伴う出血は起きません。

また、潰瘍形成しないので穿孔も起きにくいということになります。

二酸化炭素にによる送気を行いますので、腹部の張りが最小限に抑えられ、万が一にも穿孔した場合でも腹膜刺激が最小限に抑えられますので、重症化を防ぐことができます。

穿孔する可能性が殆どない、通電しないポリープ切除を行い、万が一にも穿孔した場合でも、重症化しない対策をとっています。

2重3重に、念には念を入れて安全対策をしています。

安全には最大限の配慮を行っています。

使用内視鏡

当院の大腸内視鏡は拡大機能付きNBI機能付きです。

NBI拡大機能は見つけた病変に対して行います。

これによって腫瘍性の病変なのか、非腫瘍性の病変なのかはっきりと区別することが可能です。

切除しなければならない腫瘍と切除する必要のない腫瘍をはっきりと区別することが出来ます。

無駄なポリープ切除や、必要なのに小さいからという理由で切除しないなどということは起こりえないのです。

また、フットスイッチで水を内視鏡から出して洗浄することが出来る最新の内視鏡です。これは大腸内視鏡検査においては非常に大きな力になります。

大腸内視鏡検査では大腸を奇麗にすることが重要です。しかし、どんなに頑張ってみても僅かに残ることがあり、これが正確な診断を妨げます。

そんな時にフットスイッチで洗浄して奇麗にすることが出来れば時間もかからず正確な診断が可能になります。

全ては正しい診断のために、それが大腸がん死を防ぐことに繋がります。

前処置室です。ここも相当広くしています。

正しい診断のためには必須です

ウォータージェットです。

これが有れば奇麗になった大腸をさらに簡単に洗浄できるために見逃しがさらに少なくなります。

内視鏡検査、質へのこだわりです

二酸化炭素供給装置です