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  • 院長

胃カメラと内視鏡の違いー医者でも知らないのでは

更新日:2023年10月12日

胃カメラとは昔の内視鏡で先端にカメラが付いている側視鏡です。


当時は食道も十二指腸も見えなかったのです。

だから、胃カメラなのです。


胃カメラは側視鏡だったのです。

驚きましたね。


写真のように内視鏡の横にレンズがついていて横を見るタイプです。



今の内視鏡は直視鏡、そのまま前を見るタイプなのに対して、

側視鏡とは直角に見るということです。


先端にカメラのフィルムが入っていてそこで写真を撮影。

終わったらそのフィルムを光が入らない四角い箱の中で取り出し

それを現像して画像を見るのです。


内視鏡をやる、フィルムを取り出す、現像、写真を見る、

診断する、説明となりますね。


リアルタイムで見ることが出来なかったのです。

盲目的に内視鏡を挿入、暗い部屋で仰向けにした患者さんの

お腹を見て内視鏡先端の光を確認します。

その光でどの位置に有るのかを想像していたのです。



ファイバースコープの時代へ


その後ファイバースコープの時代となります。

この時代になって初めてリアルタイムで観察が可能となりました。


しかし、未だに操作している人しか観察できません。

内視鏡手元の操作部にカメラを付けて写真を撮っていたのです。

内視鏡を覗く形で検査を行っていたのです。



電子スコープへ


その後CCDの内視鏡となり、この時代は電子スコープと呼ばれていました。

この時代となりテレビ画面のような形で観察することが

出来るようになりました。


そして今ハイビジョンへと進化していくのです。


これらすべてを含めて内視鏡と言います。



胆膵内視鏡について


側視鏡は胆膵内視鏡領域で使われています。

というより胆膵は側視鏡でなければ出来ないのです。


胆膵内視鏡は最も高い技術を要求され一番うまいと言われるのは

側視鏡が内視鏡の基本だからです。




慈恵医大内視鏡から開業へ



今ではいろんな機能が付いています。

慈恵医大内視鏡も大きな役割を果たしてきました。


これからもそうなれるように期待しています。




僕の同僚は虎ノ門、聖路加、癌研の部長に赴任していきました。

患者さんが彼らに直接かかることは困難です。

異常なしと診断されたらそれで終わりです。


僕は開業しました。

異常なしと診断されていた患者さんも僕が最初に診ることが

出来ます。そうすれば最初に見逃されていた患者さんを

診ることが出来る。


お互いに出来ることをその立場でやっていきたいと思います。



どんなに内視鏡が進歩しても基本は変わりません。

内視鏡で自動診断が出来てもその病変の観察をするのは

医者です。特に大腸はそうです。



最後に


今回は胃カメラと内視鏡の違いについて書きました。

胃カメラというのは昔の内視鏡のことで、実際に触ったことが

ない医者が殆です。それでも今だに胃カメラという言い方に

違和感がないのは分かりやすいからでしょうね。


ハイビジョン上部消化管内視鏡では言いにくい、分かりにくいですからね。





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