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  • 院長

便潜血の正しい使い方

健診で行われる便潜血反応。便に血が混じっているかどうか見るものです。

この便潜血は確かに進行がんでは陽性になりますが、早期がんではそもそも

陽性になりません。


健診で用いられるものは多くの人の利益を考えて行われるものです。

例えば胃のバリウム検査は内視鏡に比べて多数の人に短時間で行えるので

健診で行われています。胸部X線なども同様です。


いずれも胃の内視鏡検査や胸部のCTに比べれば遥かに情報量が少なく

見落としが多いものです。一方で多くの人の利益になるので全体の

利益を考えてその方法が選択されているのです。


では、大腸がんはどうやって発見すればいいのでしょうか。

これは大腸内視鏡検査をやる以外に早期がんや小さな癌は発見できません。


陥凹型の腫瘍は大腸内視鏡検査を行っている医者の80%が一生見つけることすら

出来ません。さらに発見が困難な平坦型の腫瘍もあります。


当院ではこれらの腫瘍を開院以来数百例発見しています。

それも腫瘍が多いのは30代です。40代から多いと書いていますが、

実際は30歳から激増します。20代でも腫瘍は珍しくありません。


まず、大腸内視鏡検査を受けて、それから便潜血でチェックするのが

正しい検査の受け方です。これが便潜血の正しい使い方です。

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