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  • 院長

大腸内視鏡検査の所要時間についてークリニックでの実際の流れについても合わせてご紹介します

はじめに


内視鏡検査の目的は何か。


これは、第一にはがんの発見です。

これにはがんに進展するポリープも勿論含まれます。


次にその他の病気となります。炎症などその他の病気ですね。


例えば潰瘍性大腸炎は一度診断が出来ればその後は血便などの臨床症状で

ある程度判断することが可能です。

しかし、がんは一度なかったからといって数年後もないという保証は有りません。

そして、消化器がんもその他のがんと同様、早期では症状はないのです。


内視鏡で見る以外診断する方法が有りません。


今回は大腸内視鏡検査について実際の流れなどを紹介いたします。



大腸内視鏡の種類とその特徴


大腸内視鏡にもいろんな種類が有ります。

機能が追加されるに従って太くなっていきます。


大まかに、NBI機能、拡大機能、洗浄機能、硬度可変などです。


NBIには慈恵分類が有り、硬度可変は慈恵医大が開発商品化したものです。


多くの医者が好むのがいわゆる細径内視鏡です。

そのままですが、細いタイプ。

理由は挿入しやすい、と思い込んでいるからです。

押しても柔らかいので痛みが少ない。だから挿入しやすい、と思っている。


勿論腸が狭くなっている場合が有ります。

繰り返す憩室炎や大腸癌ですね。

この場合は細径しか通らないという物理的理由が有ります。


しかし、個人的には初心者用と思います。


当院では上記全てが備わっている内視鏡を使用しています。


拡大と洗浄は正確な内視鏡診断には欠かせません。

従って少し太くなりますし、硬くなります。


本当にこんなこと書くと嫌らしいのですが、

熟練者にとってはやりやすい内視鏡です。


硬いので逆に入れやすいのです。軸をキープできるから。

ま、この辺りは挿入法ですので誰にもマネが出来ないと思います。


逆に、誰でも直ぐに同じレベルになるようではどうなのか、ですけどね。



実際の内視鏡検査の流れについて


検査前の準備について


検査までについては受診頂いたときに詳細に説明いたしますが、

大腸内視鏡検査を受けられる方へ、という動画をホームページに

アップしていますので受けられる場合は必ずご覧ください。



食事制限は3日前から。非常に重要です。


前日は小さな下剤を飲みます。

これは時々痛みが出ることが有ります。

小柄な人などはこの薬はなしで検査を行うようにしています。



当日の受付から検査までの流れ:


当日は朝から下剤を飲んでください。

前日の小さな下剤でお腹が痛くなっても当日の下剤は

作用が違いますので腹痛は来しません。

安心して飲んでください。


ビデオにしていますのでご覧ください。


薄い黄色い、サラサラのが数回出れば大丈夫です。

奇麗になったと思っても最後まで飲んでください。


この過程で奇麗にして頂かないとちゃんとした検査は出来ません。

検査の質が下がります。

最低でも10回以上は出して頂きます。


洗浄機能が付いていても限界があります。


ご来院後にいろいろと質問いたします。


その後検査にご案内いたします。

検査時間は10分程度です。



検査後の注意や結果の受け取り方について


検査後の注意点などは再度説明いたします。

結果は後日ご来院時に説明いたします。



検査方法について



検査時間は10分程度です。

点滴をして、左を下にして寝ていただきます。

スタッフが案内します。


それで患者さんは何もする必要が有りません。

お腹を押したり、体位変換ということも不要です。

寝ていれば終わりで、その後安静にして頂いて終了です。



クリニック選びのポイント


スペシャリストの探し方についてはこちら


最近の内視鏡クリニックのHPを見ると全員が高度の専門家で、

全員が専門病院で研鑽を積んできたと書かれています。


そんな訳が有りません。


開業とは殆どの場合は勤務医として使い物にならないので勤務先がないから

仕方なく開業しているのです。


大学やがんセンターなどの肩書なしに開業している医者はそもそも・・・

専門家で有るはずが有りません。


誰でも高度の専門家になど成れるはずが有りません。


選び抜かれたプロ野球選手ですら天と地ほどの差が有るんです。

内視鏡医など腫瘍発見率が3倍違うのが入り混じっているのです。

3倍というのは貴方と桐生さん(100mの選手ですね)が競争するほどの

差が有るのです。


奇麗なホームページとグーグルの口コミが異常に高いところは

もうそれだけで、・・・



まとめ


大腸内視鏡検査について書いてみました。


重要な点は赤字にしていますのでご参考までに。


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