- 院長
慢性膵炎と言われたらー診断編ー
慢性膵炎と言われて多くの方が来院されています。
多くの薬を長年に亘って内服している方も多いですね。
今回は慢性膵炎の診断について書きます。
慢性膵炎は血液検査で診断することは出来ません。
では、どうするのか。
それは画像診断です。
画像診断とはすなわち、写真を撮影して見るということです。
では、画像診断にはどのような種類が有るのでしょうか。
最も簡単で普及しているのは腹部超音波検査です。
開業医でもかなりの確率で置いています。
では、超音波検査で慢性膵炎が診断できるのでしょうか。
これは、初期の慢性膵炎は診断することが出来ません。
次にCT検査です。
これを置いている開業医は殆どいません。
CTでも初期の慢性膵炎は診断できません。
しかし、慢性膵炎を疑ったらCT或いはMRCPは必ず行うものです。
これらを行わずに慢性膵炎と診断することはあり得ません。
ちょっと長くなりますので次回に続きます。