top of page
  • 院長

便潜血反応の正しい使い方(血便と言われたら)

更新日:2021年1月7日

便潜血反応で陽性、すなわち血便が出ているということで多くの方が来院されるます。

便潜血は文字通り便に血が混じっているかどうかチェックするものです。

大腸がんの健診で用いられているものです。

これに対して再度同じ様に便潜血を行いチェックすることはありません。

無意味だからです。

再検査は大腸内視鏡検査を行います。

さて、この便潜血。

大腸ポリープや大腸がんが有っても陽性にならないこともあります。

また、陰性だからと言って大腸がんがないとも言い切れないもので、

信頼性が今一つの検査です。

従って、正しくは、大腸内視鏡検査を一度受けて、異常がなかった場合に

便潜血でチェックしていくというやり方が正しいやり方といえるでしょう。

当院の大腸内視鏡検査では30代の方の病変を高確率で発見しています。

https://www.nerima-naisikyo.com/result

便潜血チェックは大腸内視鏡検査の後に受けていただきたいと思います。

#病気の話

閲覧数:1,044回

最新記事

すべて表示

最近、下剤を飲まない大腸内視鏡検査を行っていると書いているところが有ります。 この方法、実は非常に危険なうえに医療行為としては不適切であり保険で行うことは出来ません。 詳しく解説いたします。 大腸内視鏡検査の時に内服する下剤があります。腸を綺麗にして精度の高い検査を行うために欠か

プロポフォール名人をブッ飛ばそう! スペシャリストの探し方はこちら 下剤を飲まない、少量の下剤で大腸内視鏡検査を行う 危険性についてはこちら 内視鏡専門施設の進行大腸がん見逃しについてはこちら ​(綺麗なホームページと口コミ高評価が危険という見本です) さて、最近【自称】内視鏡専門施設が乱立しています。 困ったことにこれ、単なる自称にすぎないんです。 自分で内視鏡検査専門施設と書いているだけなんで

はじめに 内視鏡検査の目的は何か。 これは、第一にはがんの発見です。 これにはがんに進展するポリープも勿論含まれます。 次にその他の病気となります。炎症などその他の病気ですね。 例えば潰瘍性大腸炎は一度診断が出来ればその後は血便などの臨床症状で ある程度判断することが可能です。 しかし、がんは一度なかったからといって数年後もないという保証は有りません。 そして、消化器がんもその他のがんと同様、早期

bottom of page