院長

2020年6月7日2 分

大学病院での大腸ポリープ見逃しについて

最終更新: 2021年10月7日

大腸内視鏡検査は腫瘍性のポリープを発見し切除することに最大の意義が有ります。

これにより大腸がんの死亡率が下げられるからです。

当院の腫瘍発見率についてはこちら

https://www.nerima-naisikyo.com/adr

その意義についてはこちら

https://www.nerima-naisikyo.com/colonoscopy

さて、今回都内大学病院で経過観察されていた方の見逃し例に関して

解説して参ります。

写真はこちら

https://www.nerima-naisikyo.com/result

今回大腸内視鏡検査でかなり大きな腫瘍、5cm以上ある腫瘍が見逃されていました。

大腸の手術後の経過観察ですから詳細に観察していたはずです。

その後、慈恵医大で無事内視鏡手術が終わりました。

どうしてこの様な見逃しが起きるのでしょうか。

東京だけで大学病院はいくつも有りますが、大学病院には得意不得意というのが

有ります。心臓外科が得意、耳鼻科が得意などというもので、これはどこの

大学病院でも有ります。

そして、大学には医局が有りますが、その医局にもいろんなレベルの人間がいます。

もうお分かりの通りです。

大学に居る医者のレベルは本当に天と地の違いです。

その大学の得意な分野の、更にその領域が得意な医者にやって貰わないと

何の意味もないのです。

今回の腫瘍はそこそこ見つけにくい腫瘍です。

大学病院で見逃されたのは当然すぎるほど当然なのです。

スペシャリストの見分け方はこちら

https://www.nerima-naisikyo.com/specialist

大病院志向が強い日本人ですが、その中身が問題なのです。

勿論、クリニックを選ぶときには更に慎重に経歴などをチェックして頂ければと

思います。

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