ピロリ菌除菌後、あるいはピロリ陰性の胃もたれ、腹痛について

今回はピロリ菌のいない方、あるいは除菌後の状態で胃もたれ、胃痛が有る方に関する内容です。 ​ 以前はピロリ菌を除菌すれば胃の症状は消失するものと考えられていました。 除菌をするようになって直ぐのことです。 ​ しかし、除菌が保険適応になり多くの方が除菌するに至って、除菌後の腹部症状が継続、あるいは出現する人が多くいることが分かりました。 ​ その様な方達にもまず制酸剤を投与しました。 ​ しかし、制酸剤では効果がない人が多数存在しました。 それでもどんどん強い制酸剤が出ますので制酸剤が投与され続けてきました。 ​ ところがそれでは効果が殆ど見られません。 ​ そして、クリニックを変えてみても、またしても処方されるのは制酸剤です。 ​ ところがそういう方たちに対して有効な薬が発売されました。 ​ 勿論これだけで全て解決というほど簡単ではありませんが、なかなか良くならなかった症状が取れるので随分と楽になる方が多いですね。 ​ ピロリ菌は居ないのに、除菌が成功しているのに、胃薬を飲んでも軽快しない、症状が続いている、こういう方には今では効果的な薬も出ていますので​安心ください。 併せてお読みください ピロリ菌とお腹の病気 ​胃内視鏡検査(胃カメラ) 診療実績 ​内視鏡・診療予約 #ピロリ菌と胃がん

便秘について

​今回は便秘についてのお話です。 ​ 便秘についてもいろんな原因が有ります。 特に最近便秘になったという場合は注意が必要です。 ​ しかし、この場合は直ぐに大腸内視鏡検査を行うのは危険です。 大腸がんによる閉塞、腸がつまっている場合があるからです。 ​ 大腸内視鏡検査のために服用した下剤によって腸管破裂が報告されています。 ​ 最近始まった便秘に対してはまずは便通を整えてから大腸内視鏡検査を行うのが正しい手順です。 ​ 便秘には大腸がん以外にも多くの原因が有ります。 よくよく話を聞くと生活習慣によることも非常に多いものです。 ​ また、最近は便秘に対する薬が相次いで開発されました。 漢方薬でも効果の高い薬が有ります。 ​ これらを用いることで以前のように便秘で苦しむことも少なくなっています。

逆流性食道炎について

まずは食道の病気からお腹じゃないというのは置いて下さい。 ​ 逆流性食道炎は激増しています。 ​ 体格が良くなったのも一因と言われています。 ​ ​また、同じく食事が高カロリーになったのも有るでしょう。 症状は様々ですが、胸やけ、飲み込みにくい、喉がつかえる、酸っぱい、など ​ 治療は制酸剤を用います。胃酸が逆流して食道を傷付ける為に起きていますから、胃酸を抑えるというわけです。 ​ 概ね2か月の内服で状態が落ち着きます。 その後は内服量を減らして継続する、症状があるときに内服する、治療を終了するという風に分かれていきます。 ​ 食道炎の状態と症状を見ながら選択していきます。 ​ なお、この病気は内視鏡所見と症状がぴったり一致しないことが多いのです。 ​ これはひどいと思ってもご本人は案外何でもないとか、その逆もあります。 ​ さらにいえば、内視鏡(胃カメラ)で所見がないNERDというのが有りますが、それは症状が頑固でなかなか取れにくいというのもあります。 ​ それは酸逆流ではないからです。 ​ 胃酸を抑える薬を内服しても効果がない、そういう方がたくさんおられます。 ​ 勿論そういう方にあった治療も行うわけです。 専門的な治療が必要になりますので、胃腸科、消化器内科、内視鏡科、にご相談ください。​

便潜血反応について

​健診の季節になりますと便潜血反応陽性とのことでご来院される方が増えます。読んで字の如く便に血が混じっていましたよ、ということです。​目に見えない少量の血液に反応します。​さて、内視鏡を専門にする医者としてはこの検査を手放しでお勧めするわけにはいきません。​この検査で異常なしとな